« 夏至 | トップページ | 梅雨の合間の光明寺裏山ウォーク »

2008年6月28日 (土)

地上デジタルテレビ放送

3年後に現行のアナログテレビが終焉を迎えることは周知のことではあるが、色々と社会問題も懸念される中、やっと政府もデジタル技術への切り替え課題をクリアすべく検討会を立ち上げ本格的に取り組み始めたようだ。そもそも技術的には先進国である日本はもっと早期に導入できるはずであるが他の先進国に比べて導入速度が遅すぎる。

20080627_p1050317 20080627_p1050316 20080627_p1050318

では、一般には特別に不満もない現行方式を何故敢えてデジタル方式に切り替える必要があるのか?一言で言えば世界的に更に進展する情報化社会における政治的経済的活動のインフラストラクチャーの強化にある。そのためには有限な電波資源を有効活用し、且つ情報通信ネットワークの確立と効率化が不可欠であるが、その技術的手段としてデジタル技術導入が有効である。尚、これは放送に限らずデジタル技術の活用は社会全体への波及効果は計り知れない物があることを周知徹底させもっと真剣に取り組むべきであろう。あらゆる分野での国際競争力強化に不可欠な戦略的重要事項であるにもかかわらず、本質を抜かして単にテレビが綺麗に映りますよとか便利になりますよとか程度の枝葉末端的効果の宣伝で事を運ぼうとして来た政府並びに行政の考えの甘さが色々な誤解や不要な議論を産むことになる。

http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/whatsnew/digital-broad/index.html

一般人から見れば正直言って性急にデジタル放送導入のメリットが感じられないのが現実である。薄型テレビはまだ日進月歩の進化途上の製品であり価格も下がる傾向がある状況では我が家でもぎりぎりまで様子を見ようとの考えで未だブラウン管式アナログテレビである。

20080627_p1050314

20080627_p105031520080627_p1050313最近偶々テレビ大阪(UHF)に見たい番組があることが分かり既設のUHFアンテナで受信テスト(アナログ)をして見たが、音はすれども画像はほとんど見えない電波状態であった。デジタル放送推進協議会(Dpa)の提供する地上デジタルテレビ放送の受信可能領域地図があり元々テレビ大阪はNHKや他の主要民放局の1/3程度の電波出力しかなく放送アンテナのある生駒山からの電波はテレビ大阪だけは天王山で遮られ受信可能範囲は大山崎以南までとなっている事が判明した。写真1枚目はNHK、2枚目は主要民放、3枚目はテレビ大阪の受信可能領域のDpa提供のマップである。

次いで双眼鏡片手にご近所のアンテナ状況を調査して回ったところ生駒山方面を向いているUHFアンテナにもブースター(増幅器)の付いているものと付いていない物があり、おおよその必要なアンテナ性能も推測できた。この段階でアンテナを新設するならこの際デジタル放送を受信する方が将来的に得策であるとの考えに至りネットで必要情報の収集を行った。その結果、方針として先ずはブースターを前提とするよりもコスト的に有利なS/Nの良い高感度のアンテナに投資することにし、受信状況を見てからUHF専用ブースターを追加する。デジタル・チュナーは中継ぎ的な役割になるので基本性能だけのシンプル(安価)なものにする。

このような観点から調査して絞り込んだ結果、現行の支柱強度も考慮してアンテナはマスプロ電工の20エレメント(LS20TMS)、チュナーもマスプロ電工のUHF専用(DT610)とした。上新のネット販売を利用し合わせて約2万4千円であった。

20080628_p1050323_2 20080623_p1050288 20080624_p1050290 20080624_p1050289 

受信テストの結果、アンテナの方向と高さを厳密に調整すればテレビ大阪を含めて全ての局が安定受信できることを確認できた。作戦は成功しブースターは不要であった。

流石にノイズもゴーストも無いデジタルテレビの画質は極めて良好?綺麗である。ただ、何となくノッペリした感じでアナログテレビよりややフォーカスの甘い画像に感じる。これは525iのデジタルテレビでは画素数が限定されている所為ではないかと推測する。画質の特性がブラウン管式テレビでも巷の電気店に見る薄型テレビと類似な感じがするところから見るとディスプレイデバイスの特性よりも放送方式の差の方が画質の支配的要因となっているように思われる。これらの点を更に高画素数のハイビジョンで比較して見たいものである。

尚、チャンネル切り替え時のチュナー回路のレスポンスが悪く2~2.5秒掛かるのに違和感を感じるが安価な製品の所為だろうか?

« 夏至 | トップページ | 梅雨の合間の光明寺裏山ウォーク »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

地デジ放送で最近問題になっているのが、例の緊急地震速報(予報)ですね。なんでそんなに時間かかるのか知りませんが、デジタル信号処理に時間(多分送る側の問題が大部分だと思いますが、受け側も少しはあるのかな?)がかかるので、2秒ちょっとのタイムラグが生じる様です。確かに同じ番組をアナログ放送とデジタル放送を並べて見ると遅れが顕著に出ます。地震速報の場合はこの遅れが大問題になりますね。信号の処理スピードを何処まであげれるか?最近の電子回路は半導体の塊りなので、固体中の電子の移動速度が足かせになっているのであれば、大変な問題ですね。

閑人さん、リアルタイムの画像処理には想像以上に時間が掛かるようですね。
ただ、時間が勝負の緊急地震速報のような場合は、例えば画像ではなくてテキスト信号のような形で処理すれば大幅に処理時間が短縮できるのではないでしょうかねえ?
また、処理回路の技術的向上もありうるでしょうが、例えば信号の内容が単純なら安価な専用CPUを設けて複数のCPUを使えば簡単に時間短縮できそうにも思いますが・・・。

確かに色々と手はあるのかも知れませんね。この辺の話は管轄の総務省(?)がどうしょうとしているのか、良く分かりませんね。地デジは地デジ、緊急地震速報は緊急地震速報で、個別に動いている様な気がします。敢えて明らかにしない様にしているのかなあ?(^-^)現在のタイムラグは相当なものですね。アナログ放送を見ていて、見逃した場面のreplay
はリモコンで地デジに急いで切り替えれば間に合いますものね。現在の地デジはある意味ではリアルタイムでは無く、過去のreplayを見ていると言う事になるのかも知れませんね。(^-^)

khさん!
画質は矢張り525TVでは無くそれなりの画像を表示出来るTVで評価すべきですよ!!
切り替えに少し時間が掛かって最初は少しむかっとしましたが慣れたらあまり気になりません。天気予報やニュースも何時でも確認できるし、野球のときは他球場の速報や各選手の情報やら色々検索も出来ますよ・・・。
アンテナの件は、私も現行アナログ放送は共同アンテナを利用しているため自分でアンテナを買ってきて色々試したが、20素子以上なら問題ないですね。但し、安物のブースターは全く使い物にならなかったです。

早速バッサリやられましたねえ。でも、フルハイビジョンで見る価値のある番組がもっと増えれば良いのですが・・・。後期高齢者になって楽しみはテレビなんてことになったら又考えましょう。
玄人はブースターよりアンテナに投資すべきですよ。鉄塔でも立ててね。アハハハ・・・。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/192340/41673593

この記事へのトラックバック一覧です: 地上デジタルテレビ放送:

« 夏至 | トップページ | 梅雨の合間の光明寺裏山ウォーク »

2015年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

山&山

  • 富士山
    名山の山容諸々

庭の花

  • 柏葉アジサイ
    日々の生活に潤いを与えてくれる花々

高山の花

  • イワギキョウ
    高山の厳しい自然に耐えて咲く可憐な花々